(不動産相続その2)「私たちに”待った”は無いんだよ!」

    5階オーナー住居      1階子息住居    

自宅所有地の相続を計画し賃貸マンション計画を立てたがバブル期でもあり金利が高く返済計画が成り立たない。

そのため”時期をみてはいかがでしょうか!”と提案したところ「石井さん!私たちに”待った”は無いんだよ!」とのことで計画を進めることになった。

借入金の返済が滞った場合を想定し一部売却可能な区分所有の建物設計とした。

賃貸マンションではあるが分譲マンションでもある計画で進めた。

当時の相続法では建物完成後2年経過し有効としていた。そのため病弱であったオーナーから

「一年たちました!あと一年ですね!」と確認の電話があった。それから一年が経過し相続可能を確認した後、間もなく逝去の知らせが届いた。

法が人の寿命を決めていることに驚いた。税法上の相続条件が変わるため精通していないと対応ができない。