相続対策 その2  御殿山Vマンション


私たちに待ったは無いんだよ!

親子2世帯の住戸とその他住戸を賃貸として相続対策を兼ねマンション計画を行った。だが工事費及び借入金の金利が高く返済計画に難点があった。そのため先生(オーナー)に「建設時期を見直してはどうでしょうか?」との問いかけへの回答が「私たちに待ったは無いんだよ!」ご夫妻とも後期高齢者であり相続条件は建物完成後2年経過が当時の改正法制度であった。

「一年経ちました!」奥さんから電話があり「あと一年頑張る」との連絡でしたが、やはり2年経過後になくなりました。

奥さんは2年間「茶の湯」を楽しまれたと思われます。以前の庭にはお茶用の草花や井戸がありました。

返済計画が滞った時を考え、各住戸の分譲可能な区分所有建物計画としたが、やはり後年それが現実となってしまいました。

                       5階(最上階)ご夫妻の住まい  1階~地下階子息一家の住まい

                    東大名誉教授・IEC会長(国際電気標準会議)  子息も後日・東大名誉教授

賃貸者の感想

5階にお住いのオーナー(東大名誉教授)は96歳にて逝去後、賃貸となったが、そこで住まいのご一家が「住みやすく子供たちが楽しく過ごしている!」先生と同じように書斎にピアノを置いていたのには驚きであった。㈱タナベ 役員

その後、仕事の関係で移転せざるを得なくなたが「石井さんが設計した建物を紹介して欲しい!」との要望がありました。