高齢者施設 その1

「寝たきりの入居者が自転車で自宅へ戻っていた話」

寝たきりで歩行も困難だった入居者があるとき突然居なくなり、施設関係者が探し回った結果、自宅に戻っていることが分かりホットしたとのことでした。しかも自転車で自宅への道も解っていたようで本人としては何も不安はないようでしたが、施設側は「何か事故でもあったら大変!」と大慌てで心配し探し回っていた。ましてやそんな遠くまで移動するとは考えられなく、関係機関へ届け出を行い協力をお願いしていた。

経緯を伺うと、そもそも一人暮らしで気ままな日常生活を過ごしているうちに寝たきりとなり、施設の世話になることになったようである。施設内での日常生活は充実しているため、すぐに元気を取り戻し介護度の無い状態に戻っていたようである。

医療・介護から3度の食事、機能訓練、懇親会、セラピー等、介護度回復が目的の施設であり実証そのものであった。

一人の生活より施設に入ると色々な人との交流や、機能訓練等により充実した生活ができる証である。約3ヶ月で回復したようである。